USスチール(X)は第二次世界大戦中から戦後にかけて好調だったが、業界の成長はその後半世紀以上にわたり停滞。1929年の株価大暴落直前、株価は260ドルに達した。それ以後、株価はその水準には回復していない。

*今年は業績低迷を終わらせる復活への希望がある。関税、貿易訴訟での勝訴、そしてトランプ大統領の米国製造業復活の公約は、鉄鋼業界にとって追い風。鉄鋼価格は直近の最低値1トン当たり675ドルから703ドルまで上昇しており、多くのアナリストは今後1年で800ドル近くかそれ以上になると予想。

*大手から選ぶならUSスチール、他の割安な銘柄には、コマーシャル・メタルズ(CMC)スチール・ダイナミクス(STLD)といった米国の鉄鋼メーカーがある。両社は、価格上昇と低コストメーカーとしてのディフェンシブな立場の恩恵を受けている。より割高な選択肢はニューコア(NUE)。同社も低コストのスクラップベースの鉄鋼メーカーだが、バリュエーションはより高い。

*USスチールの1株当たり利益(EPS)について、アナリストは鉄鋼価格が高かった2018年には5.36ドルだったのに対し、2019年には3ドルになると予想。株価収益率(PER)はわずか7.2倍と、過去平均に対して35%割安。目標価格31ドルは、直近の水準を60%上回りPERとしては約10倍。

*コマーシャル・メタルズの予想PERは8.6倍、スチール・ダイナミクスは8.4倍。過去の水準に対して約35%割安。

*ニューコアのPERは約10倍と過去平均に対して20%割安になっているが、他の銘柄ほど安くはない。アナリストのニューコアの目標株価は71ドルで、最近の水準から20%の上昇にあたる。

 

2019年3月18日号『バロンズ拾い読み』より
3. 4 Stocks That Could Rally With Steel 鉄鋼業界の回復に乗る4銘柄 【鉄鋼銘柄】
米鉄鋼業界に追い風の兆し、注目すべき銘柄は