60歳以上で引退を視野に入れた人の割合は前年の19%から31%に増加し、過去5年で最も高くなった。引退した人が必ずしも施設に入居するわけではないが、高齢者施設関連企業にとってビジネスチャンスは確実に増えるはず。

*一つの投資対象として、不動産投資信託(REIT)のベンタス(VTR)はどうか。所有している1200以上の不動産の多くが高齢者向け施設、その他に医療施設、生命科学実験室、リハビリ施設などを所有。

*株価は、昨年11月に付けた65.72ドルの52週高値から16%下落して55.25ドル。競争激化で入居率が最近の数四半期で低下し、値上げも難しかった。そのため直近の四半期における高齢者向け施設の純営業利益がマイナスとなったことが影響し。

*今年の第2四半期の高齢者施設向け施設の着工件数は2012年以降で最も少なく、ピークだった2015年の半分の水準に低下。

CEO7月「このトレンドが続けば、高齢者向け施設の需給バランスは当社に有利な方向に働く」

*高齢者向け施設を中心とするREITは、アマゾン・ドット・コム(AMZN)の影響を受けるショッピングモールREIT(小売店舗の地盤沈下)や、エアビーアンドビーの影響を受けるホテルREIT(ホテル宿泊費の低下)、およびハイテクの影響を受けるオフィスREIT(在宅勤務拡大によるオフィス需要低迷)などと異なり、ニューエコノミーの影響を受けにくい。

*利回りは5.7%と高いが、配当性向はファンズ・フロム・オペレーション(REITにおけるフリーキャッシュフローと同等の概念)の7580%で、最近は下限に近い。負債比率が低下しており、財務の健全性は増している。

20181022日号『バロンズ拾い読み』より
8. The Trader 大きく動いたが、主要株価指数はまちまちで終わる   【米国株式市場】
 悪材料が多く、企業業績はさえなかったものの、大きく崩れず