■ 難しい相場環境で安心が得られるバイオ関連株、アムジェン(AMGN)
*時価総額約1230億ドルの大手バイオ医薬品メーカー。予想株価収益率(PER)約13倍で毎年100億ドルのフリーキャッシュフロー創出。2011年以降株式買い戻しに360億ドル以上、配当に170億ドルを充当。それでも負債を上回るキャッシュを保有。
*薬価に関するトランプ大統領のツイートで、医薬品企業全般に薬価引き下げ懸念が重し。
*バイオシミラーの登場による価格競争が懸念。主力バイオ薬品のニューポジェン(白血球増殖薬)は2015年のバイオシミラーの登場で約20%の売上減。かつてファイザー(PFR)の主力薬だったリピトールの売り上げが2、3年で100億ドルから20億ドルに減少したことと比較すると軽微。
*エンブレル(リウマチ治療薬)も新しいバイオシミラーとの競争に直面。アムジェンは訴訟を起こして特許を保護して競合製品の開発を遅らせている。
*アムジェンのフリーキャッシュフロー利回りは8%。大手製薬会社の場合フリーキャッシュフロー利回りは約5.5%でPERは約15倍。
*最近片頭痛薬とコレステロール降下剤で新薬を発売。7800万人以上の米国人がコレステロール降下剤を服用もしくは服用が必要な状態。また18歳以上の女性の20%と男性の10%が過去3カ月間にひどい頭痛を経験。両新薬の市場は非常に大きい。

2018年11月19日号『バロンズ拾い読み』より
9. The Trader NYダウの大幅上昇にも利上げと貿易問題の影 【米国株式市場】
中間選挙終了だけでは不透明感は消えず、上抜けには材料不足か