*ここ数日の下落局面で投資家が公益株に逃げ込み、ユーティリティーズ・セレクト・セクターSPDRファンド(XLU)は、1日に1%上昇、2日は横ばいと、市場全体をアウトパフォームした。しかし、世界的な景気減速と地政学的な緊張が進む中、公益株は直近数カ月でさらに割高に。ユーティリティーズ・セレクト・セクターSPDRファンドの今後12カ月間の予想利益に対する株価収益率(PER)は18.8倍と、直近5年間の平均17倍を大幅に上回っている。

*公益株や他の高配当銘柄などのボラティリティの低いセクターは非常に割高でも、今夏は好調なパフォーマンスを見せる、とみられる。モルガン・スタンレーの公益セクターのアナリスト:BAA格の社債の利回りは規制事業を展開する公益株を平均1.6%ポイント上回っていたが、それでも公益株の配当の方が魅力的。5%程度の利益成長が見込めることを考慮すると、バリュエーションが高くても妙味がある。

PGIMジェニソン・ユーティリティ・ファンド(PRUAX)はエネルギー大手のドミニオン・エナジー(D)、公益事業持ち株会社のエクセロン(EXC)がある。

 

2019年8月5日号『バロンズ拾い読み』より
3. Utility Stocks Still Make Sense 割高でも依然として魅力あり 【公益株】
規制事業を展開する公益株の見通しは良好