■ 景気後退がなければ上値は望める
*依然としてイールドカーブは逆転する可能性。その場合でも景気減速はほぼ確実だが後退は必然ではない。
例えば1998年の場合、逆イールドが発生したが景気後退には至らず、株式市場はその後天井を付けるまで2年以上の上昇。
現在は1998年とは異なる。当時インフレが起きず景気が過熱することなく経済成長が達成できたことで、景気後退と株式の弱気市場は辛うじて避けられた。

*現在、S&P500指数の実績株価収益率(PER)は、昨年のピーク時の24倍から12月に16倍まで低下。
1950年以降のPER水準で24倍は上位8%に入るが、16倍は下から数えて42%の位置にすぎない。

*インフレ率と金利の上昇が止まり、景気後退が回避されるのであれば、幾らかの上値が望める水準に戻っている。

 

2019年1月7日号『バロンズ拾い読み』より
9. The Trader 景気後退懸念が和らぎ週間では上昇【米国株式市場】
景気後退の回避を予想するなら上値余地はある