*高配当利回りの米国株のバリュエーションは1990年代終わり以降で最も割安となっている。同銘柄群の株価収益率(PER)は米国株式市場(同社の定義では時価総額上位1000社)のPERの0.7倍で、過去30年間の平均である0.85倍をかなり下回っている。

*高配当利回り株には最近の配当利回りが6.2%の百貨店大手メーシーズ(M)、4.1%の自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)、4.1%の食品大手ケロッグ(K)、4.2%の通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)など、PERで見ると2011、2012、2013年と比べてかなり割安。

*ウルフ・リサーチのストラテジスト、クリス・セニエク氏は、それでも投資家は気を付けるべきだと警告する。高配当利回りに力強い利益成長が反映されているとは限らないから。高配当利回り株を分析する際にはフリーキャッシュフローの力強さなど、別の要因を加えることが重要。

*ウルフ・リサーチによると、高配当利回りと高いフリーキャッシュフロー利回りを組み合わせる戦略は1990年以来、米国株式市場を平均年率リターンで6%ポイント近く上回っている。ディフェンシブ銘柄が中心。

*高配当利回り、高いフリーキャッシュフロー利回りという条件を満たす5社はアッヴィ(ABBV)インターナショナル・ペーパー(IP)プルデンシャル・ファイナンシャル(PRU)ブロードコム(AVGO)ベストバイ(BBY)。この5社もう一つの共通する強みは高い配当成長率。

 

2019年4月1日号『バロンズ拾い読み』より
8. Don’t Just Chase Stocks With Big Dividend Yields 3拍子そろった銘柄【配当金投資】
高配当利回り、高いキャッシュフロー利回り、高い配当成長率で市場をアウトパフォーム