*ニュー・ストリート・リサーチでハイテクインフラの調査責任者を務めるピエール・フェラグ氏

本誌:技術の変化をけん引しているのは?
フェラグ氏:人工知能(AI)、だが私ならむしろ「人工愚鈍」と呼びたい。AIは分類、深層学習、強化学習ができるが意思はない。囲碁やチェスが人間よりうまいのは総当り的な馬力の問題で、アルゴリズム自体が賢いわけではない。

Q:AIの開発を可能にしたものは?
A:強力な処理能力が手に入れやすくなった。今や自前のデータセンターがなくてもアマゾン・ドット・コム(AMZN)のAWSやマイクロソフト(MSFT)のアジュールを利用できる。データ処理の民主化。

A:複雑な決定は、電話や自動車のような機械の中で行われているということか?
Q:その通り。電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズ(TSLA)アップル(AAPL)の製品の進化、半導体大手のクアルコム(QCOM)インテル(INTC)、画像処理半導体大手のエヌビディア(NVDA)の技術内容が重要。

A:いろいろなものに搭載される半導体はますます賢くなっているが。
Q:昔のインテル、今のエヌビディアや、ザイリンクス(XLNX)など約2000社のスタートアップ企業が新たな用途の新型半導体を開発、勝者と敗者を分類することは困難。何が起ころうとも強いのは製造装置メーカー。武器商人にとって勝者が誰かは関係ないようなもの。この理由で、ASML(ASML.オランダ)アプライド・マテリアルズ(AMAT)に注目。

Q:半導体製造装置メーカーの方が半導体メーカーよりも景気敏感銘柄とされてきたが、今後は違う?
A:業界のけん引役がPCだけの時代から、今やPCとスマートフォンとデータセンター、自動車、新型装置もある時代に変化した。消耗品、カスタム化需要もある。

 

2019年3月4日号『バロンズ拾い読み』より
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情報技術アナリストはインテル、半導体製造装置メーカー、テスラを選好