*ハイテク株はこのところ乱高下、投資家はニュースフローの激しい変化に気を取られがちだが、ビジネスの基本、つまりIT支出の決定権を握る企業経営者がどのような決定を下そうとしているのか、に注目すべき。IT支出の向かう先が分かれば、魅力的な投資機会も明らかになるはず。ガートナーの直近の予測によると、2019年の世界のIT支出総額は前年比1.1%増の3兆8000億ドルとなる見通し。

*JPモルガンは6月26日、122人の最高情報責任者(CIO)を対象とした調査結果をまとめたレポートを発行。2019年に支出を増やしたい、または減らしたいと考えるベンダーはどこかという項目で最も高い評価を得たのはマイクロソフト(MSFT)で、既に同社のクライアントとなっているCIOのうち同社への支出を増やしたいと述べた人の割合は60%弱。大きく引き離されて第2位となったのはアマゾン・ドット・コム(AMZN)。

*今回のCIO調査からは、IBM(IBM)オラクル(ORCL)が大口のハイテク需要家からのビジネスを失うリスクに最もさらされていることが明らかになった。「IBMはクラウドとイノベーションの点で後手に回っている。オラクルは技術革新が遅い」と指摘する。

*最も評価の高い4社はマイクロソフト、アマゾン、グーグルの親会社アルファベット(GOOGL)サービスナウ(NOW)

 

2019年7月1日号『バロンズ拾い読み』より
7. Microsoft and Amazon Pull Away in a Survey CIO調査から占う投資機会【ハイテク】
マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、サービスナウへの評価が高い