*ダウ工業株30種平均(NYダウ)は9週連続上昇、その間の上昇率は16%。9週続伸は1995年5月以来の記録。昨年10月3日に付けた終値ベースの過去最高値までわずか3%に迫っている。
*株価上昇は米国だけではなく、上海総合指数は7週続伸、12.4%上昇。日経平均株価、ストックス欧州600指数それぞれ過去7週中6週上昇、過去8週中7週上昇している。
*FRBをはじめ、世界の中央銀行のほとんどが資産価格に敏感になっているように見える。1月29-30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨では、利上げに対する忍耐強い姿勢やバランスシート縮小への柔軟な姿勢が改めて示された。中国人民銀行(中央銀行)は幾つかの金融緩和措置を実施。給湯器や空気清浄機を製造するA.O.スミス(AOS)、物流大手のエクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントン(EXPD)航空機大手ボーイング(BA)、航空部品・システム製造のトランスダイム・グループ(TDG)といった、売上高の多くを中国が占める米国企業の株価が押し上げられている。
*今後には相場を動かす可能性があるイベントとして、FRBのパウエル議長の議会証言(26日に上院、27日に下院)、ベトナムでのトランプ大統領・金正恩氏の会談、3月1日の米中貿易協議交渉期限(延期の可能性が高い)、3月29日の英国の欧州連合(EU)離脱期限などが控えている。

 

2019年2月25日号『バロンズ拾い読み』より
6. Up And Down Wall Street FOMC議事録で示された慎重な姿勢を市場が好感【コラム】
FRB議長の議会証言、米朝首脳会談などのイベントが目白押し