*先週のダウ工業株30種平均は0.17%高、かろうじて7週連続高。S&P500指数の上昇は0.05%にとどまり2707.88で引けたが、注目すべきなのは日中の値動き。
*ビスポーク・インベストメント・グループの共同創業者であるポール・ヒッキー氏「先週の金曜日で7営業日連続、最後の1時間で上昇が見られた」。取引開始直後の値動き(開始前に出た材料に対する投資家の感情に基づく)と、取引終了にかけた値動き(投資家がそれらの材料を消化した後)について「取引開始直後は軟調で、終了にかけて強含む相場が望ましい。最近の相場は教科書的な強気相場の典型だ」。
*米国株ファンドから10週連続で資金流出が続いていることから、「現在の上昇がベアマーケットラリー(弱気市場の中の反発局面)だという考えを捨てるのは確かに難しい」という考えも。
*S&P500指数は、現在2742.55にある200日移動平均線に達した後、一服している。普通であれば、わずか7週間で12%急騰した後で反落するのがよくあるパターンだが、「下落せずに横ばいで推移しているという事実は一層の上値余地を示唆している」(エバーコアISIテクニカル分析責任者リッチ・ロス氏)。

 

2019年2月11日号『バロンズ拾い読み』より
9. The Trader NYダウはかろうじて7週連続の上昇 【米国株式市場】
懸念材料は多いものの、急騰後でも値を保っている現実を重視