*チャールズ・シュライバー氏は、T.ロウ・プライスで総額約400億ドルを運用、2011年から運用するT.ロウ・プライス・バランスト・ファンド(RPBAX)T.ロウ・プライス・パーソナル・ストラテジー・グロース・ファンド(TRSGX)の1月までの3年間の成績はモーニングスターの同カテゴリーの上位15%内にランクされ、リターンはそれぞれ年率9.4%と11.4%。
Q:世界的に見て、今後1年間で最良のリターンが得られそうなのはどの資産クラス?
A:株式全般にはニュートラルだが、新興国市場はバリュエーションが妥当。中国の景気刺激策の恩恵を受けるとみてオーバーウエート幅を引き上げた。MSCI新興国市場指数は昨年10月末にPER10.5倍で底打ち。ドル高が新興国の足かせだったが最近米国の金利上昇圧力は減少。
Q:セクター別ではどうか?
A:天然資源関連(アンダーウエートとするエネルギー以外)で、水以外の公益企業、産業用ガス、特殊化学などに一部投資機会。再生可能エネルギーへの移行から恩恵を受ける公益事業持ち株会社ネクステラ・エナジー(NEE)や大手電力・エネルギー会社デューク・エナジー(DUK)にも投資妙味。
Q:他にバリューをもたらす領域は?
A:不動産投資信託(REIT)だ。2018年末の株式市場下落時の不動産関連銘柄は他の銘柄ほど下落しなかった。多くの上場REITは、過去に比べてレバレッジが低く、利益剰余金も多く、経済や資本市場のボラティリティを乗り越える態勢が良い。
Q:資金を使わず、抱え込んでいる企業をどう思うか?
A:アマゾン・ドット・コム(AMZN)キャッシュフローを創出しつつ投資も継続。反映は遅いが増益につながるはず。

 

2019年2月25日号『バロンズ拾い読み』より
5. REITs, Amazon.com, and Other Pockets of Growth 一部に投資機会【インタビュー】
REIT、アマゾンなど一部の銘柄や分野に投資機会がある