*先週、ダウ工業株30種平均はわずかに0.1%下落して2万6543ドル33セントで引けたが、他の主要2指数は火曜日と金曜日に史上最高値を付けた。S&P500指数は1.2%高の2939.88、ナスダック総合指数は1.9%高の8146.40。S&P500指数は年初から17%、ナスダック総合指数は23%近く上昇したことになる。

*第1四半期のGDP成長率は年率3.2%と、昨年第4四半期の同2.2%から加速。

*企業利益は、貿易問題、ツイート、トランプ大統領の動向を抑えて、先週の株式市場の大きな材料となった。S&P500指数採用企業の230社(全体の約46%)が第1四半期の業績発表、約80%が市場予想を上回った。ただし、経営陣が超えることが容易になるように利益予想を低めに設定していた点は頭に入れておくべき。

*先週に化学・電気素材メーカーの3M(MMM)の株価が1日としてはブラックマンデー以来の急落。同社CEOは自動車販売の減少による同社製品の在庫過剰が要因と説明した。最終の消費者需要とサプライチェーンにおける需要に乖離(かいり)がある。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)の1株当たり利益(EPS)が市場予想の4.67ドルをはるかに上回る7.09ドル。ただし発表後の先週金曜日の株価は0.6%高にとどまった。

*アナリストは業績の加速を予想。現時点の予想増益率は第4四半期には8.6%に回復し、2020年には11.3%増益になると予想されている。どちらも過去5年間のEPSの年間平均成長率である7.7%を上回る。

 

2019年4月29日号『バロンズ拾い読み』より
3. The Trader S&P500指数とナスダック総合指数が高値更新 【米国株式市場】
予想を上回る業績発表とGDP成長率が原動力となる