■ ポートフォリオのパフォーマンスが大幅改善

ナスダック100(NDX)を使った2つのポートフォリオ「①QQQ+キャッシュ=100%」と「②QQQ(76%)+ゴールド(24%)」の運用を実際に行いながらリスク耐性の検証を行っている。QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)はNDXに連動する米国の上場投資信託(ETF)である。

キャッシュと組み合わせたポートフォリオ①のリターンは-8.86%と前週末から3.58ポイントの低下。一方でNDXのリターンは-10.54%と12.8ポイントの大幅低下となり、ポートフォリオ➀のリターンが1.68ポイント上回る状況となった。先週はQQQ組入比率ガイダンスに沿った大幅なポジション変更を行ったことが奏功した格好だ。先週の組入比率は40~45%と「Cash is King」で推移した。

なお、金と組み合わせたポートフォリオ②のリターンは-8.30%と、前週末から9.27ポイント下落するも、NDXやポートフォリオ①(QQQ+キャッシュ)を上回るパフォーマンスとなっている。ポートフォリオ②に組み入れている金ETFであるGLDMは直近高値(2/24)から3/20までの下落率が-10.21%だ。ここのところ金価格の下落が注目されているが、NDXの直近高値(2/19)からの下落率-28.03%と比べると、金価格の調整はかなり穏やかである。金を組み合わせたポートフォリオの本領発揮といったところだろうか。

9月23日~3月21日のパフォーマンス比較


組入比率ガイダンスは、株式会社金融データソリューションズのトレンドシグナル®に基づくファンド運用支援データの1つであるRISKON組み入れ比率より算出されるもので、簡単に言うとQQQの日々の動きをベースに、リスク・リターンで考えた場合のQQQと安全資産(キャッシュ等)の最適なバランスを導いてくれるものだ。長期資産形成成功のカギは、目先のリターン極大化(投機)ではなく、リスクをいかに抑制できるか(投資)、ということだと考えており、その意味で組入比率をコントロールすることは非常に有効な手法であろう。