9番の【米国株式市場】に今年の相場は「竜頭蛇尾」だとある。
確かに2月の急落を乗り越えS&P500は9月20日(2930)に史上最高値を付けた。
ところがその後急落しもう3か月も下落を続けている。
12月に入っても5.8%の下落でこの下落率は12月としては1980年以降で最悪だ。

さて今週号のカバー記事は恒例の【ストラテジスト予想】。
昨年の同特集では2、3人を除き控えめな数字が並んでいた。
今年は上下に起伏の激しい相場だったが結果的にはその控えめな数字でも高すぎたわけだ。

今回はどうか?来年末のS&P500指数の目標値は参加者10人全員が直近の2600を超えると予想。
予想の平均値は2975で14%以上の上値余地があるとのこと。
目標値の高い人が目立ち15%以上アップの3000を超えると予想するストラテジストが10人中6人。
長年この企画を眺めているが、例年7~8%上昇と無難な回答が多い中でこの強気予想は若干意外。

米国は市場と国民の経済的厚生の相関がことさらに強い国だ、ここが日本人にはイメージし難い。
つまり相場は下がるより上がったほうが幸せになる人が多く、その度合が「ハンパない」ということ。
となれば、実体経済を強化することで株式市場の上昇を正当化するためのエネルギーもまたしかり。

昨年のS&P500は約20%上昇し、現状のままなら今年は若干のマイナス。
もしそうなら来年がマイナスなんてことは誰も望まない。
実体経済の改善を通して株価上昇を実現させる。こうやって米国は長年経済的繁栄を築いてきた。
今回の【ストラテジスト予想】にはそんな米国人の本音と願望そして決意が込められていると感じながら
『バロンズ拾い読み』の編集を終えた。