■概況
主要指数は月曜日に史上最高値を更新するもその後は売られ週間ではマイナスだった。金曜は特にナスダックの下げが大きかった。月末のFOMCでの利下げ幅が0.5%ではなく0.25%の確率が高まったためとの見方も出ていたが、単なるポジション調整の動きが増幅したためではないか。業績発表が本格化してきた。先週はネットフリックス(NFLX)が発表後に10%超下落したのが目を引いた。今週はS&P500構成企業のうち133社が予定している、その翌週は120社程度。(5番【米国株式市場】)

1. 割安なハイテク投資【ソフトバンク】
2. eコマースの波に乗る【フェデックス】
3. ターゲット株は上昇の期待大【小売り銘柄】
4. ヘルス・サイエンス銘柄【インタビュー】
5. 株価指数は高値更新の後、狭いレンジで推移【米国株式市場】
6. ネットフリックス【ハイテク】
7. 株式が依然最高【コラム】
8. 奇跡の復活【チポトレ】
9. 配当成長株ファンド【インカム投資】
10. 今週の予定【経済関連スケジュール】

■今週の記事
カバーは【ソフトバンク】「ソフトバンクグループ(9984)は、プロ野球チームから電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団、BABA)の持ち分1160億ドルに至るまで、多彩な資産を保有。孫正義氏は、ポートフォリオを銀河の星に例え、「300年にわたって輝き続ける」と語る。同社は未来に投資するための非常に割安な手段を提供。」と米国人には依然として馴染みが薄い同社株の紹介レポートだ。

日本企業の本格的な紹介は今年1月14日号で任天堂(7974)が取り上げられた。日本の月曜朝に同社株が跳ねたがその理由がBarron’sと知っていた人は意外に少なかった。今回もポジティブな内容なので月曜日は寄付き反応するかもしれない。

2番【フェデックス】「アマゾン・ドット・コム(AMZN)の宅配事業への進出は気にせず、物流大手のフェデックス(FDX)を電子商取引(eコマース)の成長に伴う魅力的な投資先として受け入れるべき。」同社株価は過去1年間に29%下落しており想定される悪材料は出尽くしたので「買い」。そうかもしれないが、手を出さないのが無難と思う。

7番【コラム】「株式にとって理想的な環境は、低水準の経済成長、低インフレ、そして低金利だ。現在その全てが実現している」

■苦戦するプライベート・エクイティ
「カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)は最近、6月終了の会計年度で6.7%の投資リターンを報告。2018年6月までの10年間のリターンはS&P500より低かった」なのに「業界最大手のブラックストーン・グループ(BX)には巨額の資金が流入して、運用資産は前年同期比24%増の5450億ドルに達している。」本件、今日の日経に「買収ファンド肥大化」の記事あり、手数料も高そう。

■米国に遅れを取る欧州の銀行株
「欧州の6大銀行、UBS(UBS)、クレディ・スイス・グループ(CS)、バークレイズ(BCS)、BNPパリバ(BNP.フランス)、ソシエテ・ジェネラル(GLE.フランス)、ドイツ銀行(DB)の時価総額は合計約2000億ドルと、米国のバンク・オブ・アメリカ(BAC、2800億ドル)1行を下回る。」ちなみに米銀トップのJPモルガン・チェース(JPM)の時価総額は3700億ドル(40兆円)で三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は7.2兆円。

■出戻り証券マンの独り言:
①エイチ・エス証券
土曜日は大阪で講演。嬉しいことに応募者多数で2回に分けて聞いていただいた。質問も具体的で30年年間待ち望んでいた米国株式投資への意識変化を肌で感じた。ちなみに今週土曜日(7/27)は名古屋で29日(月)の福岡が最後。

ところで今週号のBarron’sは時間的に読めなかったし『バロンズ拾い読み』のチェック作業にもほとんど参加できなった。ただしいつものメンバーがしっかり各々の役目をこなしてくれた、ありがとう制作陣!

②直近、7月16日のお告げ”
6月24日:「(ダウは)6月26日前後で日柄調整完了、その後7月19日過ぎまでは堅調
7月8日:19日頃以降はもみ合いで、その後8月7日までに高値を目指しその後持ち合い。8月15日に底値潮目で8月末高。9月に入ると保ち合いで3指数は9月7日ころに潮目(買い場)形成。
7月16日(直近):3指数は9月9日前後に潮目(買い場)を形成し9月20日まで堅調に推移。(長期見通し:しかしながら、今までの株価上昇にもやや疲れが見え始め、9月末にかけて保ち合い、10月に入ると方向感を失い、日柄調整を経て複数の潮目を形成し、10 月28日頃の底値潮目を起点に上昇を開始する)

確かにラリーは3週続いた。ただし15日(月)の史上最高値を付けた後はもたついた。そして金曜のナスダックの下げでは結構やられた、こういうことはしょっちゅうあります。

さて“お告げ”がおっしゃるにはこの後8月15日の底値潮目までは高値志向も大きく動かない。ただし“お告げ”が大胆なのは「8月15日ごろ」、「9月9日前後」、そして「10月28日頃」とはっきり時期を特定しているところ、特に「10月28日頃からの上昇は本格的!」と“お告げ”本舗(?)から一方が入った。見ていてワクワクする。ありがとうアメリカ株式

 

『バロンズ拾い読み』編集人 川田重信