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■概況
火曜と金曜に下げて週間では続落。先週同様に週末に売られた。特にナスダック指数の下げが大きい。火曜の下げは大統領弾劾の調査開始、金曜は先週に続き中国関連で今回は米国の中国への証券投資の制限検討だ。(付表②)

鬼門の9月もあと1日だけ。月間ではS&P500(+1.21%)とダウ(1.57%))はプラスだが、ナスダック100(-0.12%)はマイナス。年初来ではしっかりで、S&P500が+18.15%、ダウは+14.97%、ナスダック100は+21.35%。

例年、8,9月は一年で一番パフォーマンスが悪く、このあと年末までは好調なのが過去の記録。そうはいっても昨年は9月20日から年末まで19.8%(S&P500)下げた。(付表④、⑥)

■『バロンズ拾い読み』目次
1. 医薬品の未来に投資する方法【ラウンドテーブル】
2. 市場の修正進む【新規株式公開】
3. 離陸準備完了【アメリカン航空】
4. 株主還元【インカム投資】
5. 成功の要因【チポトレ】
6. 株式市場をめぐるさまざまなノイズ【コラム】
7. 陰るIPO市場の中の光明【ハイテク】
8. 株式市場は四半期末を前に2週連続で下落【米国株式市場】
9. 黒字化予想が鍵【株式市場展望】
10. 今週の予定【経済関連スケジュール】

■今週のカバー
1番【ラウンドテーブル】バイオ銘柄のラウンドテーブルで初の企画で以下はその銘柄例
バイオライフ・ソリューションズ(BLFS)
インビティ(NVTA)
リジェネックスバイオ(RGNX)
サレプタ・セラピューティクス(SRPT)
バイオマリン・ファーマシューティカル(BMRN)
スパーク・セラピューティクス(ONCE)
サンガモ・セラピューティクス(SGMO)
スパークとユニキュア(QURE)

■今週はIPO銘柄のカバレッジが多い
2番【新規株式公開】
ライドシェア・サービスのウーバー・テクノロジーズ(UBER)
リフト(LYFT)
フィットネス機器のペロトン・インタラクティブ(PTON)
ビデオ会議サービスを手掛けるズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)
サイバーセキュリティー会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)
クラウドプラットフォームのファストリー(FSLY)
企業向けソフトウエアのメダリア(MDLA)
オンラインセキュリティサービスのクラウドフレア(NET)
クラウドコンピューティング会社のページャーデューティー(PD)
ソフトウエア会社のデータドッグ(DDOG)
同様に7番【ハイテク】、9番【株式市場展望】でも上記IPO銘柄をカバー

■その他銘柄
3番でアメリカン航空(AAL)、5番チポトレ(CMG)

■出戻り証券マンの独り言:
日本人シニアの投資姿勢を糺す!もっとリスクをとって刺激的な毎日を!
直近、個人投資家の方々と情報交換する機会が増えてまたまた嬉しい。その際に我々の投資目的について再考を迫られる。私?自分の資産形成だ。“資産形成”というとお行儀がいいが要は“お金儲け”だ。だからゲームや嗜好品がもたらすような興奮作用は期待していない。ギャンブルを通した射幸心の充足でもない。私の場合もっと大胆だ。

シニアに本気で資産を増やす意思はあるのか?
さて日本のシニア層の一般的な意識はどうだろう。仮に金融資産が7000万円~1億円前後とする。銀行預金を除けばマーケットで稼働しているのは4000万円か?投信、外債もあるので本当にリスクテイクしているのは株式の個別数銘柄で金額だとせいぜい1000万円程度ではないだろうか?その個別銘柄投資に資産形成の名のもとに“刺激と興奮”も期待していないだろうか?しかしそれでは資産が思うように増えないと思う。もっとも多くの人は資産の増減を正確に記録していない。

もし本気なら、もっと大胆なリスクテイクを!
資産形成が必要なのに十分なリターンが得られないと悩んでいるならこの方法はどうだろう?つまりはもっと大胆にリスクテイクをする。例えば、金融資産1億円のうち半分(5000万円)以上にリスクを負わせる。そのうちの8割(4000万円)がS&P500とナスダック100のETFだ。そしてこれは当分の間動かさない。自分の運試しと運用能力の証明はせいぜい残りの2割(1000万円)で最大3~5銘柄だ。この銘柄にしても下がれば投げるけど少々上がっても売らない!ただしこの個別銘柄は総合するとそのパフォーマンスでナスダック100に勝てないと思う。ところで残りの5000万円の2~3割はドル債(米国債か高格付け事業債)でもいい。ちなみに若者や壮年は余裕資金の全額が米国株式でいいと思う。普段の生活は働けば何とかなる!

徹底的に投資パフォーマンスにこだわり、資産全体の浮き沈みで毎日興奮!
私は上記を実践している。金融資産の大半が指数連動のETFなので個別銘柄が資産全体に与えるインパクトは限定的だ。したがってその値動きを見ても不感症ぎみ。仕事で稼いだチリツモの資金の大半が大胆不敵に米国で勝負し毎日増えたり減ったり。そしてここでは徹底的にパフォーマンスにこだわっている。年率何パーセントで増えたか減ったか?ベンチマークのS&P500やナスダック100と比べてどうか?その戦果を毎朝エクセルで管理する。これが日課なので朝から刺激的だ。

つまり投資成果や目標を個別銘柄の騰落率や勝ち負けから資産全体の変化率に“意識変革”するわけだ。日々の増減はそれこそ自分の(かつての)年収をも超えるかもしれないので結構スリルがある。最初は少し怖いかもしれないがそのうち慣れる。そして少々のことでは痛痒を感じなくなる。そうすればしめたもの。これを継続すれば2008年の金融危機や昨年秋以降の下落も乗り切る胆力、忍耐力が鍛えられる。もっともこういう暴落に遭遇すると人生が全否定された気になるので相当へこむ。

暴落の後は“感動”と“発見”(=「純化する株主資本主義」)が待っている
自分の汗水たらして稼いだお金がたんに銀行で怠けているだけでなく世界一競争の厳しい米国で一生懸命戦っている、そう思うだけで痛快だ。それもで暴落したら? 1920年代の大恐慌時代を除けば米国株式は半値(ITバブルと金融危機(付表⑤))になった。5000万円の半分、2500万円の最大損失を覚悟しておけばどんな荒波も大丈夫!と覚悟(実際にそう)する。

不運にも株で損したら?損しているのは自分だけではなく米国株式の場合、世界中に犠牲者がいるのであきらめもつくし、あの米国がほっておくはずはない。そのうち相場も戻ってくる、それが米国株式だ(付表⑦)。そしてこの不死鳥のような株価復活に感動すら覚えるだろう。これが米国の「純化する株主資本主義」の神髄だ。私は日本人にこの醍醐味を味わってほしい。ここまで言うと多くの人は私を誤解するだろうが米国人の資産家層の多くは多分こういう思考回路だと思う。

証券マンは運用を知らなさすぎ、伝統メディアは伝えない
以上は私が実践しているリスクテイクだ。大胆不敵に無謀なリスクをとっているようだが、時間を味方にした優れた手法だと信じている。そしてこの手法は証券マンとメディアも簡単には教えないし伝えない。証券マンのほとんどはグローバル投資での資産運用を知らなさすぎる。多分一生理解せずに証券マンを終えるだろう。仮に知っていてもこの手法は簡単すぎて手数料が稼げなくなるのでアドバイスを躊躇する。さらに主流メディアは当事者自身がマーケットや資産運用にはほとんど興味がない!彼らのミッションは“日本人のあるべき価値観の刷り込み”(=「(割高な)米株怖い」=「日本企業を応援(=寄付)しなきゃ!」)なのでその目的遂行の障害になる。

川田社長の提唱する資産形成術の行きつく先は?
毎日が刺激的なのに長期では資産が増える(付表③=15年以上買い続けて損した人はいない、⑦)。投資手法がシンプルで実践が容易だ。さてその資産形成の真の目的は?これが“私のミッション”だが、「増えた資産の使い道を自分で決められる人を増やしたい」。自分の人生を自分で決める人がたくさんでてくれば、日本の未来に期待を持てる。つまりこれが米国株式投資の真の目的と効用だと思う。いいこと言うでしょ!これをいう証券マンがいたら信用していい。今週も我田引水だったようだ。

アップデート:お告げ S&P500指数(付表①)
9月3日
3指数は9月5日前後に買い場、9月20日まで堅調、9月末まで調整または保ち合い
10月は日柄調整、複数の潮目、10月28、29日頃の底値潮目を起点に11月初旬にかけて上昇。
長期見通し:11月7日頃まで上昇、11月19 – 22日までに押し目を形成し反転、12月1日まで堅調な上げ、12月中旬まで続くも、その後は中旬波乱、月末回復。

直近9月23日(月)
*9月下旬から強含むも10月上旬までには息切れ。中旬は何度か反転を試みる。
*本格反騰は10月下旬からだがそれが11月上旬まで継続し、その後は方向感がない。
*11月は中旬以降に切り返す場面が見られそれが月内は続こう。
*次の反騰局面は12月下旬ごろからでその基調は翌年1月中旬まで続く

“鬼(『バロンズ拾い読み』)に金棒(お告げ)”
先週時点で保ち合い/調整と予測したがその通りだ。今週もまだトレンドの転換点には至らないようだ。米中貿易戦争、地政学リスク、そして時期大統領選挙など懸念材料には事欠かない。ただし、相場はいつもなにかをネタを欲しがる、それが本当に企業業績と金利に影響するかどうかは定かではないけど。

ありがとうアメリカ株式

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『バロンズ拾い読み』編集人 川田重信

おまけ
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② 投資手法の情報共有ミーティング
「一緒に資産形成を考えたい、私の運用手法を知りたい方?連絡頂ければ勉強会することも検討」。先週こうお知らせしたら、何人かの方から連絡を頂いた。これは有難いことで「私にもまだ社会に居場所がある」と嬉しくなった。

また「当方、性格的に極端に打たれ弱いので」が効いたのか、お問い合わせの方々は皆さん、チョー感じの良い人。良かった!事前に言っといて。

情報共有ミーティングにご興味のある方、今後もご連絡お待ちしています。ただし下記の方々はやはりご遠慮ください。
*冷やかし(あまりにも少額資金しかない方=額に汗して働くべき人)
*高学歴者にありがちな「自己知識のひけらかし」や「難解な専門用語を羅列」するのに投資実績が数字で残っていない。
*「(無意識、無自覚な)マウンティング」
*「(早い話)暇人の暇つぶし」
そして日本人男性に多い
*「儲かった時だけ覚えている健忘症的投資自慢」

などには付き合いませんので、よろしくお願いします。

付表①

付表②S&P500、ナスダック100:先週日中の動き。火曜と金曜に下落。

付表③

付表④

付表⑤

付表⑥

 

付表⑦
S&P500指数:年初の値と年間騰落率(~2005年)
ドル・円/月中平均(1990年以降)